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tayori-たより-についてabout tayori
ここは、行き先を決めずにことばを放つ場所です。
——名前を持たない、80字までのことばだけが漂っています。
放たれたことばは、tayori-たより- を漂います。
だれかが偶然それを開くかもしれないし、
だれにも読まれないまま漂い続けるかもしれない。
放ったことばが、いつ・だれに・どんな意味で届くかは、
放ったあなたには分かりませんし、運営者にも選べません。
そしてある日、あの日のあなたのことばが、
ふっとメールで帰ってきます。
——何月何日、何曜日、そしてその時刻を添えて。
返事はできません。
だれが書いたかも、分かりません。
ここは共有(シェア)の場所ではなく、
何気ない言葉が、だれかの意味になるための場所です。
tayori-たより- で起きていること
放つと、ことばはすぐ tayori-たより- を漂いはじめます。
どこに浮かぶかを決めるのは、選んだジャンルと、その日の気分の色と、放たれてからの時間だけ。
色の近いものは自然と寄り合い、時が経つほど静かに奥へ退がります。あとは偶然です。
紙の大きさは、そのことばの字数から決まります。長いことばの紙は大きい——それだけです。
この地形はだれの画面でも同じです。あなたに合わせて並べ替える仕組みは持っていません。
出している数は、ひとつだけです——そのことばが、いくつの棚に収められているか。
だれの棚かも、いつ入ったかも出しません。順位も、人気も、読まれた回数も作りません。
ことばを探すことはできます。島に降りていればそのジャンルの中を、降りていなければ宙ぜんたいを。
探すと、近いと測られたことばが寄ってきます——件数も、点数も、順位も出ません。
数が見えないので、ことば同士が競うことはありません。
気に入ったことばは、あなただけの棚に残せます。
棚はだれにも見えず、だれが書いたかは棚の中でも分かりません。
残したことばには、あなたのことばで付箋を貼れます——その付箋は、書いた人には届きません。
放つときには、10字までの題を付けられます(なくてもかまいません)。
題は漂っているあいだは出ず、棚や「並べて読む」面で並んだときにだけ、そっと立ちます。
ことばは、打った過程ごと宙に流れます。
消した文字も、ためらいの間も、そのまま——だから宙のことばは、いつも「いま書かれている」姿で浮かびます。
このことは、書く画面にも書いてあります。
放たれたことばは、消えません。
時が経つほど静かに奥へ退がって、漂いの表には出にくくなるだけです。
そしてときどき、古いことばがふっと浮かび上がって、まただれかのもとへ降りていきます。
退会すれば、あなたのことばは宙から降ります。
ただし、それまでにだれかの棚へ入った控えは、その人の手元に残ります——一度渡ったことばを、こちらの都合で取り上げないためです。
安心して放つために
放たれたことばは確認され、問題のないものだけが tayori-たより- に漂います。
確認するのは「tayori-たより- に出していいか」だけです。
止めるのは、他人に及ぶもの——誹謗中傷・脅迫・連絡先・所在——だけです。
AIは、近さを測るためにだけ、ことばに触れます。
裁きません。順位をつけません。返事をしません。広告に使いません。
近さを測る処理そのものは、このサーバの中だけで終わります。
これまでに放たれたことばも、同じ扱いです。
ひとつだけ、外へ出るところがあります。
だれかがことばを探したとき、その探しことばと、近いと測られたいくつかのことばを、外のAI(Google)へ送り、「本当に関わりのあるものはどれか」だけを選ばせています。AIが書くことはありません。
送るのは、すでにこの宙で匿名のまま公開されていることばだけです。だれが書いたかは送りません。
無償の枠を使っているので、送ったことばが向こうの学習に使われることがあります。隠さずに書いておきます。
ときどき、ずっと昔の本から流れ着いた一節が混ざります。
著作権の切れた作品から、そのまま抜き出したものです。
人のことばとは違う現れ方をしますし、触れればだれのどの作品かが出ます。
つらい日のことばも、ほかのことばと同じように tayori-たより- に漂います。
しんどい一行だからといって、そこで止めたりはしません。
そういう日は、書いたあなたにだけ、相談できる窓口をそっとお渡しします。ほかのだれにも見えません。
ひとつ、正直に書いておきます。
ほかの利用者から見れば、ことばは最後まで匿名です。けれど運営者は、管理画面の中でだけ、だれがいつ何を放ったかを見ることができます。
見るのは、宙を保つためと、ここを作り直すためだけです。売りません。だれにも渡しません。くわしくはプライバシーポリシーの第3項に書いてあります。
よくある問いquestions
だれが書いたか、分かりますか。
分かりません。ことばは名前を持たないまま漂います。
何字まで書けますか。
本文は80字までです。題は10字までで、なくてもかまいません。
放ったことばは、いつ帰ってきますか。
いつとは決まっていません。ある日ふっとメールで、何月何日、何曜日、そしてその時刻を添えて帰ってきます。
返事はできますか。
できません。だれが書いたかも分かりません。
ここは共有(シェア)の場所ではなく、何気ないことばが、だれかの意味になるための場所です。
順位や「いいね」はありますか。
ありません。出している数はひとつだけ——そのことばが、いくつの棚に収められているか。
だれの棚かも、いつ入ったかも出しません。
退会したら、放ったことばはどうなりますか。
宙から降ります。
ただし、それまでにだれかの棚へ入った控えは、その人の手元に残ります——一度渡ったことばを、こちらの都合で取り上げないためです。
理念why this exists
誰かに聞いてほしいことを、安心して話せる場所を。
「安心して話せる場所がほしい」——
そんな想いから、tayori-たより- ははじまりました。
誰かに何かを言われるのを恐れることなく、
思っていることを、自由に、安心して話せる場所を作りたかった。
だからここでは、だれが書いたかが分かりません。
名前も、顔も、いつ書いたかも出ません。
放たれたことばは確認され、問題のないものだけが漂います。
ひとりの手は何もできないけど、みんなと合わせれば。
誰もわかってくれない気持ちを、
ひとりでもいいから理解してくれたら、
それはとても嬉しいことだと思います。
ひとりの力は小さいものかもしれない。
だけど、たくさんの人が集まったら、
きっと大きな力が生まれる。
ひとつの小さな一言が、たくさん集まれば、
誰かを救うことができると、信じています。
だから、こうなっています。
返事はできません。
できるのは、自分の棚にそっと残すことだけ。
返事のある場所は、いつのまにか「うまく言う」場所になるからです。
競わせません。
出している数は、いくつの棚に収められているか——それひとつだけです。
いくつ読まれたかも、どれがいちばんかも、どこにもありません。
数が見えた瞬間に、ことばは競いはじめます。
順位をつけません。
探すことはできますが、返ってくるのは寄ってきたことばだけで、一位も、件数もありません。
何に出会うかは、いまもほとんど漂いに委ねられています。
そして、いつか帰ってきます。
放ったことばは、忘れたころに、あなた自身のところへ降ります。
——ここは誰かに届ける場所であると同時に、
いつかの自分から受け取る場所でもあります。
運営者についてoperator
tayori-たより- は、慶應義塾大学の学生がひとりで作り、ひとりで運営しているプロジェクトです。
会社ではありません。広告も入れていません。
放たれたことばを売ることも、だれかに渡すこともしません。
いつまで続けられるかは、正直に言えば分かりません。
それでも、だれかのひとことがだれかの意味になる瞬間のお手伝いをさせていただければな、と思っています。
運営者への連絡はすべてこのアドレスへ届きます。
運営者:筒井晃生
tayoriletter@gmail.com